新潟市で足場工事を行っている、株式会社吉澤工業です。
先日、新人より「足場にも種類があるんですか?」という質問を受けました。
普段の生活のなかで、工事現場の足場を見かけたことはあっても、足場の種類まではわからないですよね。
実は、足場はさまざまな現場に対応するため、いくつかの種類に分類されます。
そこで今回は、足場に関する疑問を解決するために「足場の役割」や「足場の種類」、「設置の流れ」についてなどの基礎知識を解説していきます。
足場の「役割」とは?
足場とは、建設現場などで作業員が安全に効率よく作業を進めるために設置する「構造物」のことです。
高所で作業をする際に、人が立って作業できる場所をつくるという役割があります。
現場の状況によって、組立てる足場の種類は異なります。
そのため、それぞれの現場にマッチした足場を組立てることが足場工事では重要になります。
足場の「種類」
それでは、足場の種類を具体的に見ていきましょう。
●単管足場
単管足場とは、鉄パイプ(単管)を金具で繋ぎ組立てつくる足場のことです。
職人は、鉄パイプ(単管)の上で作業を行います。
シンプルなつくりが特徴で、足場の形状を柔軟に変化させることが可能なため、ビルとビルの間などの狭い空間や低層の建物の足場に用いられます。
●枠組み足場
枠組み足場は、あらかじめ組立てた足場を上に積み上げていくことで組立てられる足場です。
多くの現場で使用されていて、最もポピュラーな足場でもあります。
足場材の種類が多いことが特徴で、耐久性が高く、高層の建物の足場に使用されます。
●くさび足場
くさび足場は、一定間隔に緊結部を備えた鉄パイプを支柱として、緊結部にあるくさび(金具)をハンマーで打ち込むことで組立てられる足場のことです。
ほかの足場と比べて組立てが簡単で、ハンマー1本で組立てが可能なことが特徴です。
●吊り足足場
吊り足場は、上から吊り下げる足場のことです。
橋梁(きょうりょう)やビルの吹き抜けなど、地上に足場を組立てることができない現場で用いられます。
●移動式足場(ローリングタワー)
移動式足場(ローリングタワー)は、キャスターがついていて移動させることが可能な足場のことです。
その都度、足場を解体し組立てる必要がないことがメリットで、作業の効率が上がります。
注意点は「移動時に人を乗せることはできない」「作業時にはしっかりとブレーキで固定すること」です。
足場材の種類
足場を構成する足場材の一部を紹介します。
●踏板
●支柱
●筋交い
●手すり
足場工事の「安全対策」
現場に足場を設置する際に最も大切なことは「安全対策」です。
足場の設置は高所での作業が多く、危険を伴うため徹底した安全対策や管理が重要になります。
厚生労働省の「労働安全衛生法」では、労働者の高所からの墜落や転落などの労働災害を防ぎ、安全と健康を守るために足場に関するさまざまな基準や規定が定められています。
足場は、足場を使用するすべての人の安全を守るために基準や規定を守り設置する必要があるのです。
足場工事の具体的な「流れ」
では、実際に足場を組立てる場面をイメージしやすいように、具体的な流れを説明していきます。
●現場調査
まずは、工事を問題なくスムーズに進めるため実際の現場を調査します。
●足場材の拾い出し
次に、現場にマッチした足場を決め必要な足場材の拾い出しを行います。
●足場の組立て
足場材を現場に運んだら、いよいよ足場を組立てていきます。
●足場の完成、工事終了
慎重に工事を進め、足場が完成したら終了です。
足場工事の「資格」
●足場の組立て等作業主任者
足場の組立て等作業主任者は、労働安全衛生法に定められた国家資格のことです。
資格を取得すると、5m以上の足場の組立てや解体、変更の際に労働災害の防止をする指揮監督として仕事ができるようになります。
そのため、キャリアアップを目指したい人におすすめの資格です。
足場工事をするなら『株式会社吉澤工業』へ
『株式会社吉澤工業』では、現場で働く労働者の身体と心の安全を守るため徹底した安全対策を行っております。
仕事では、安全のために声かけなどを行い、協力して作業を進めていきます。
従業員が働きやすい環境づくりに注力しており、未経験からでも一から仕事を丁寧に教えるのでご安心ください。
足場工事に興味がある人、人々の暮らしを裏で支える仕事がしてみたい人は、ぜひご応募ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事で、あなたの疑問が解決し今後の人生の役に立ちますと幸いです。
株式会社吉澤工業
【TEL】025-282-5108
【営業時間】8:00~17:00
【定休日】日曜・祝日
お問合せ>>>